入梅の季節

illust-ajisai 入梅(にゅうばい)と梅雨入り 日本には二十四節気や五節句など季節を表す名称を表す呼び名があります。雑節とは季節の移り変わりをより的確につかむために設けられた特別な暦日のことで「入梅」は9つある雑節のうちのひとつ。 昔、入梅は二十四節気の芒種以降の最初の壬(みずのえ)の日、立春から135日目などとされていましたが、現在は太陽の黄経が80度に達した日とされています。暦の上ではこの日から梅雨ですが、南北に細長い日本は、北と南では気候も大きく違い、梅雨入りも梅雨明けも、ほぼ南の方から順にやっています。5月中旬ごろに沖縄地方で梅雨入りし、九州、四国、本州へと梅雨前線が北上します。ちなみに、関東地方の梅雨入りの平年値は6月8日頃で、梅雨明けの平年値は7月21日頃です。 す。 入梅と梅雨入りは似たような意味の言葉ですが、入梅は暦のうえでの呼び名、梅雨入りは気象条件が揃った際の呼び名として使い分けられています。 入梅は暦の上での梅雨の始まりで、2021年は6月11日。実際の「梅雨入り」は各地で異なり、現代は気象庁などの発表をもとに、各地の「梅雨入り宣言」が報じられています。 梅雨の期間は約1ヶ月半から2ヶ月くらいで、年によって変動します。「入梅」に対し、梅雨明けすることを「出梅」といいます。また北海道では梅雨はありません。 入梅の由来 梅雨入りという言葉もそうですが入梅には「梅」という言葉が使われています。どうして梅という言葉が使われるようになったのか? その由来には、二つの説があります。 一つ目の説は「梅の実が熟す頃に降る雨」だからという説です。 昔の人々は6月頃に梅の実が熟し、こうした梅の実を見ることで「そろそろ梅雨だな」と感じ取っていたようです。 二つ目の説は「黴の時期の雨」から入梅と呼ばれるようになったという説です。「黴(カビ)」という字は「ばい」という読み方もあり、雨が多く降る梅雨の季節はカビが生えやすいいことから「黴雨(ばいう)」と呼んでいたという説もあります。語感が良くないため、同じ読みでその季節にあった果物である「梅」の字を使い、梅雨と呼ばれるようになったと言われています。
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