桜前線と標本木

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桜前線と標本木
桜前線は、各地の開花予想日を結んだ線のことを言います。
「桜開花」の観測の対象になっている桜の主な品種は「ソメイヨシノ」で、沖縄と鹿児島県奄美地方は「ヒカンザクラ」、北海道では「ソメイヨシノ」と「エゾヤマザクラ」を観測しています。
また、「桜前線」という言葉はマスメディアによる造語で、1967年頃から用いられており、3月中旬に九州や四国南部から北上を始め、四月末から5月初め頃に東北地方から津軽海峡をわたって北海道に上陸。その後五月中旬にかけて終着の北海道東部・北部に到着します。
このように天気図の前線に似るところから「桜前線」と呼ばれるようになりました。
また、これらの桜を気象庁では「標本木」と呼んでいます。
「標本木」は、各地の気象台や測候所の構内をはじめ公園や神社などにあります。各都道府県にある標本木は全部で58本、ちなみに、日本で一番南にある標本木は石垣島地方気象台の標本木で、2006年台風によって標本木が倒れてしまったこともあったそうです。
桜の開花は「標本木」のつぼみのうち5〜6輪の花が咲いた状態、満開は「標本木」の花芽の80%以上の花が咲いた状態を指します。それぞれの状態となる最初の日を開花日、満開日として予想します。

東京では靖国神社 (千代田区)の境内にあり、京都は二条城(京都市中京区)に、大阪は大阪城公園(大阪市中央区)にあります。
ちなみに東京靖国神社のソメイヨシノは1966年から55年間も「標本木」を務めています。以前は、大手町の気象庁の敷地内にありましたが、1966年から靖国神社の境内にある「標本木」に交替しました。「長年、観測環境が変化しない場所」として靖国神社の「ソメイヨシノ」に白羽の矢が立ったと言います。
また「標本木」が老齢化すると、花が咲かず開花時期がずれることがあるため、別の木に代替も想定されています。
今年関東のさくらは、平年よりかなり早い開花となりそうです。
今年の冬は、何度か非常に強い寒気が流れ込んだものの長くは続かず、去年11月にはかなり気温が高い状態が続きました。今月も気温がかなり高くなっていて、この先3月にかけても高い状態が続く見込みです。
今年の東京の開花予想は3月17日、満開予想美は3月26日だそうです。

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