立春

HNA_9511

立春とは?
日本には古くから季節を表現するたくさんの言葉があり、立春も季節を表す言葉の1つです。なんとなく春に関係する言葉ということは分かっても、具体的にどんな日なのかまでは説明できないという人も多いのではないでしょうか。
立春とは、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。季節は太陽の動きに影響されるので、季節の目安として一太陽年を24等分したものが二十四節気です。
二十四節気は紀元前の中国で生まれ、太陽の動きに基づいた暦です。
1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。
4×6=24なので、二十四節気ということです。
四季の最初が、立春、立夏、立秋、立冬。この4つは「四立(しりゅう)」と呼ばれています。古代中国では冬至日を1年の区切りにしていましたが、だんだんと「春から1年が始まる」という考えになりました。
国民に季節の運行を知らせることは、王の大事な役目であり、冬よりも春の方が重要な季節だったのです。
春の始まりは新しい年の始まりであったため、立春を新しい年の始まりと捉えるようにもなりました。それが、お正月の「迎春」「新春」などのことばに表れています。
立春とセットで語られることが多いのが節分です。
日本で古くから行われている行事ですが、定番の行事だからこそその由来までは知らない人も多いかもしれません。
節分という言葉には、「季節を分ける」という意味があり、二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる「雑節(ざっせつ)」の1つ。「彼岸」や「入梅」も雑節の一種となります。
本来、節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日なので年に4回ありますが、立春前日の節分は年の分かれ目に等しい意味があるため、年越しの行事をするようになり、節分といえば最も重要な立春前日の節分を指すようになりました。
その中で、1年の終わりであり、大みそかともいえる立春の前日が、今も豆まきなど節分の行事を行う大事な日として残っています。
春分の日との違い
春分は、昼と夜の長さがほぼ同じ日。だいたい3月23日ごろです。地方によっては桜などもほころび始め、春たけなわというイメージです。
二十四節気の算出の基準となるのが、日時計で観察しやすかった、夏至、冬至、春分、秋分の4つの日。この4つを「四至(しし)」と呼びます。この4つの日のちょうど中間点が「四立」。立春は、冬至と春分の中間点です。太陽の動きだけから算出されたこよみなので、実際の地球上で暑いか寒いか…というのは、あまり考慮されていません。日本において2月初旬は1年で最も寒いころですが、それでも「立春」。でも冬至よりぐっと日が長くなっていることを、そろそろ体感できる時期です。
禅宗のお寺などでは「立春大吉」とかかれたお札を、家の入口に貼る風習があります。
一年の始まりに、招運来福を願う意味があるとされ、門をくぐって家に入ってきた鬼もこのお札を見ると出ていくのだとか。家の入口や、勉強部屋など大切な部屋の入口に、目より高い位置に貼り付けます。
大きなお寺や、神社などでも購入できるほか、自分で書いて貼ってもいいそうです。

Copyright ©  Ootori Co., Ltd. All Rights Reserved.