霜降「そうこう」と紅葉

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二十四節気のひとつに霜降があります。霜降は、朝露がついに霜に変わる、そんな時季です。
10月23日頃から立冬までの期間を言い、太陽黄径210度。 秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。北国や山里では霜が降りはじめますが、平野では12月の初旬頃になります。
 朝晩の冷え込みが厳しく、日が短くなったことを実感でき、初霜の知らせが聞かれるのも大体このころ、暦の上では秋の最後の節気です。
 霜降が過ぎると、冬がやってきます。この時期木々は色づきはじめて山は紅葉で彩られます。
 木々の紅葉には、朝晩の冷え込みが大きく関係しています。朝の最低気温が10度以下になると紅葉がはじまり、気温が低くなるほどに、葉は色鮮やかに染まります。
 ではなんで紅葉するのでしょう? 
簡単に説明すると以下の原理です。
 葉には葉緑体という部分があって、それに日光が当たることで光合成し、養分を作っています。葉緑体には葉緑素という色素が含まれていて、その色素のために緑色に見えています。木々は葉緑素のある「葉緑体」という部分で日光のエネルギーを利用して栄養分を作っています。
 秋になって気温が下がり、光合成の活動が弱まってくると、植物によっては葉を落としたほうが効率が良くなります。これが落葉樹です。
 落葉樹は葉を落とすために、葉緑素を分解し枝に戻し始めます。もともと葉には葉緑素のせいで目立たなかった黄色系の(カロテノイド)色素があるので、緑が抜けると黄色くなってきます。イチョウなどがその部類です。
 では、赤くなるのはどうしてでしょう。 木の栄養分はやがて葉との間の行き来をなくしますが、行き来がなくなってもしばらくは光合成が行われます。しかし、できた栄養分はもう木の方には運ばれず、この栄養分からアントシアニンという赤色系の色素ができ、落葉樹の葉は黄色や赤に変化するのです。
 日当たりと紅葉の関係をチェックすると、よく日の当たる部分が紅葉し、葉と葉が重なっているようなところでは、上の葉が紅葉して下の葉は緑色の部分が残っています。それはアントシアニンという赤色系の色素をつくるのに、日光の力が必要だからです。よく日の当たる部分から紅葉し美しい色となります。

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