3月といえば卒業シーズン

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■ 「卒業式」の由来
3月といえば卒業シーズン、今年はコロナ禍と言うことで従来の式典とはその内容が大分違っている学校がほとんどです。密を避ける為在校生や親御さんの出席をなくしたり校歌や君が代の合唱の中止、式自体の簡略化など少し寂しい卒業式です。そんな今回は卒業式の由来を調べてみました。                  
卒業式という言葉の「業」とは、「学問、技芸」などを意味します。「卒」とは、「おわる、おえる」という意味があります。
この二つを合わせ学問をおえるという意味で「卒業」となります。
卒業式(そつぎょうしき)」は、教育課程を全て修了した事を認定し、そのお祝いをする式典のことです。
式典で「卒業証書」を授与することから、「卒業証書授与式」と呼ばれ、それが短縮されて「卒業式」と呼ばれるようになりました。
卒業の他で代用しようと考えたならば、「修了」という用語がありますが、修了は全ての課程において使用される語でありその用途には隔たりがあるようです。
日本で最初の卒業式は、1876年(明治9年)に陸軍戸山学校で行われました。「卒業証書の授与」という儀式がここから始まり、その後、軍学校だけでなく、官立・公立学校にも広まって行きます。明治10年代ごろ(1870年代半ばから1880年代にかけて)に現在のような独立した儀式として式典は標準化されていき、明治半ばには、ほぼ現代と同じ式次第になって定着しました。
何かから足を洗うことを比喩的に「卒業する」とよく言いますが、これは学校を去る意味から転じてできたそうです。幼稚園および特別支援学校の幼稚部においては「卒園式」と呼ばれ、「卒園証書」が授与され、小・中・高等学校・中等教育学校・特別支援学校では、「卒業証書」を授与することから「卒業証書授与式」と呼ばれます。
大学・大学院においては「卒業証書」ではなく「学位記」を授与することから、正式には「学位記授与式」または「卒業証書・学位記授与式」と言います。
まとめると、「卒業証書授与式」はつまり、行いを終えたことを証明する書き物を与え授ける式典ということになります。
日本では、学校教育法施行規則によって定められた学校行事であり、欧米でも大学の学位授与の式典はありますが、各学校の修了ごとに祝う式典は日本と韓国でのみ見られる習慣だそうです。
日本国外でも学位授与のための卒業式は存在しますが、西欧諸国など学校の課程終了が公的試験によって認定される国では、卒業という概念はなく、そのため卒業式も存在しません。
アメリカでは6月、韓国では2月が多く、これは学年年度(アメリカでは6月に年度終了9月から新学期)による違いです。

余談  卒業式『好きな人から第二ボタンをもらう』意味
第二ボタンの由来については、いくつか説があります。

【説1】詰襟学生服の元は軍服だといわれており、 戦時中に強制的に戦争に行かされた若者たちが、もう二度と帰ってくることができないかもしれない旅立ちの日に、一番大切な人に思いを伝え形見として軍服の第二ボタンを渡していた。物資もない時代に軍服は国から支給されていて、一番上のボタンを取るとだらしなくなって叱られるが、第二ボタンだとわかりにくく、敬礼 (左手を胸の前に当てる)の時には手で隠れるため、 第二ボタンが選ばれたという説。

【説2】一番心臓に近いということから、好きな人の心の傍に三年間いた第二ボタンをもらうという説。

【説3】ボタンの一番上が本人で2番目のボタンつまりその人の2番目になるという説。

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